2008年05月04日

色彩の記憶

宣伝担当です。
御法川監督から喜び弾んだ連絡を受けたので、ここにお報せします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 御法川修監督によるドキュメンタリー映画 『色彩の記憶』
 「ゆふいん文化記録映画祭」 が創設した 「第1回 松川賞」 に入賞
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日本の文化・記録映画史を代表する名作から新しい才能まで、
多彩で優れた映像を世に伝える 「ゆふいん文化記録映画祭」 に、
初のコンペティションとなる 「松川賞」 が創設されました。

独自の視点と美学で、日本ドキュメンタリー映画の可能性を切り拓いた
孤高の作家松川八洲雄 (まつかわ やすお) 監督。
この賞は、2006年に75歳で逝去された松川監督の偉業を讃え、
その意思を未来へ継承できる “作家性の強い作品” を発掘しよう
という目的を掲げています。

  ◎松川八洲雄
  1931年生まれ。東京大学文学部 (美学) 卒業。
  主な作品に、
  『鳥獣戯画』 (1966) イタリア・ベルガモ映画祭 芸術部門大賞
  『神々のふるさと 出雲神楽』 (2002) キネマ旬報 文化映画ベストテン第1位
  ほか、受賞多数。
  故黒木和雄監督の長編劇映画デビュー作 『とべない沈黙』 (1966) は、
  松川が自らの少年時代の体験をモチーフにシナリオ化した作品。
  著書に 『ドキュメンタリーを創る』 (人間選書刊) がある。

「ゆふいん文化記録映画祭」 は、大分県由布市で開催されます。
“ゆふいん” といえば、九州の軽井沢と呼ばれる国内有数の観光地。
住民主導のまちづくりで独自の活動が注目される地でもあります。
地域発信の映画祭として最も歴史ある 「湯布院映画祭」 は特に有名。
その運営に携わる方々が、上映される機会の少ない文化記録映画に焦点をあて、
1998年から開催してきたのが 「ゆふいん文化記録映画祭」 です。

「文化記録映画」 を、単純に 「ドキュメンタリー」 と訳してよいか分かりませんが、
東京に暮らす私などは、渋谷や銀座に足を向ければ必ずどこかの映画館で
ドキュメンタリーが見られる昨今です。
大ヒット中の 『いのちの食べかた』 や、話題の 『靖国 YASUKUNI』 などなど。
・・・とはいえ、決して大きな商品価値が見込めないドキュメンタリーを、
国内で製作する環境は大変厳しい状況だと聞きます。

そんな現状の中、御法川監督が取り組んだドキュメンタリー、 『色彩の記憶』。
この作品は、三年の歳月をかけて製作が進められ、
全三章から成る長編ドキュメンタリー映画として完成しています。
今回の映画祭で上映されるのは、その内の一章。
ゆふいんの地で栄えあるお披露目を迎えた後には、今秋劇場公開が決定

フィクションとノンフィクションの境界を行き来しながら、
映画のリアリティを探る是枝裕和監督や河瀬直美監督の作品とも重ねて、
新鋭御法川修が刻むフィルモグラフィーを、是非ご覧ください

第11回ゆふいん文化・記録映画祭

色彩の記憶

【上映日程】
…………………………………………………………………………………
日時2008年6月1日(日) 13:30〜
会場湯布院公民館
★当日は、御法川監督がシンポジウムに参加します。
  映画祭の公式サイトはコチラ

【作品紹介】
…………………………………………………………………………………
日本磁器発祥の地、佐賀県有田。
陶工馬場真右ェ門は、絵付け白磁が中心の有田焼の中で、
窯変もの、中でも安定した色を出すのが最も難しいといわれる
「辰砂 (しんしゃ)」 に取り組んでいる。
辰砂とは、その色を見つめるだけで心熱くさせるルビーのような真紅。
人間の手でなくては作れないもの。
美しい色彩、造形を生み出す人間の手。
手仕事の尊さと色彩に対する創造力を喚起し、
小さな器の中に秘められた 「宇宙」 を描き出す珠玉のドキュメンタリー。

【スタッフ】
…………………………………………………………………………………
企画・製作◎ミルボン
プロデュース◎ケイビープランニングインターナショナル
企画◎佐藤龍二|桂 良一
撮影◎池田俊己 照明◎北井哲男
音響◎高木 創  編集◎時森茂和
音楽◎深草アキ (オーマガトキ)
プロデューサー◎井手口直樹
監督◎御法川修
2007年/日本/カラー/ビデオ作品/30分
(C)MILBON co.,ltd. All Rights Reserved.
posted by seka-toki at 21:47 | お知らせ

2008年04月25日

御法川監督ワークショップ@UPLINK

宣伝担当です。
『世界はときどき美しい』 の東京公開から一年が経過したことで、
このブログの更新もひと区切りついたはずでしたが、
いまも連日500以上のアクセスをいただいています。
mixi (ミクシィ) のDVDレヴューも現在進行形で増えており、
映画と出会ってくれる方々が、ゆっくり着実に増え続けているのだなぁ
と嬉しく感じています。

高崎映画祭にて満員御礼! 3月29日から16日間に渡って開催された
 「第22回 高崎映画祭」 に招かれた折も、
 二回の上映ともに満員御礼
 歓待された御法川監督も感激しておりました。
 高崎映画祭を運営する実行事務局の皆さま、
 本当にお世話になりました。

上映会場となった 「シネマテークたかさき」 も素晴らしい映画館でしたし、
地元の映画ファンひとりひとりの想いが育む劇場空間の熱気を
肌で感じられたことは、とても貴重な経験となりました。
当日のお客様の中には、はるばる金沢から駆けつけてくださった方まで!!
・・・言葉もありません。
ありがとうございました。

さて、お報せをふたつ。
ひとつめ。
6月14日(土)から、大阪 「千里セルシーシアター」 での上映が決まりました。
昨年のちょうど6月は、大阪 「第七藝術劇場」 で公開中でした。
一年をひと巡りしての大阪アンコール上映決定です
詳細は後日改めて。

ふたつめ。
御法川監督のワークショップが開催されます。
会場は、渋谷 「UPLINK (アップリンク)」。
映画館とライブ&イベント空間、ギャラリー、カフェを併せ持った
渋谷におけるサブカルチャー発信基地。
運営母体の代表である浅井隆さんは、
今年の第80回アカデミー外国語映画賞にノミニーされた 『モンゴル』 で
日本サイドのプロデュースを務められた方。
ロバート・メイプルソープの写真集をわいせつとした国側を相手取り、
自ら原告となって裁判に挑み、勝訴したニュースは記憶に新しいですよね。

その先鋭的な空間で行われるトーク形式のワークショプ。
開催日は、4月27日(日)。
急なお報せですが、そもそもはアップリンクが主催する
「デジタル・ムービー・ワークショップPro」 の受講者を対象にしたもの。
今回は、一般の方も参加自由。
10〜20名ほどが集まるささやかな形となる模様です。
その分、濃密な時間が約束されるのではないでしょうか。

当日のプログラムですが・・・
午前の部はスクリーニング。
まだ一般公開されていない御法川監督の秘蔵作品を鑑賞。
お昼は、UPLINK1Fのカフェレストラン 「Tabela (タベラ)」 でおいしい食事。
午後の部はカンバセーション。
映画監督を志した時の記憶や、助監督時代のエピソードなどなど、
御法川監督が熱く語り、受講者の方々と対話を繰り広げます。

ご興味おありの方は是非ご参加ください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎ 『世界はときどき美しい』 御法川監督ワークショップ@UPLINK
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【日時】 4月27日(日) 10:15〜15:00

【会場】 アップリンク FACTORY
(JR渋谷駅から徒歩15分 / 東急本店の右側道200m先右手)
アクセスMap

【受講料】
10:15〜15:00 参加の方=¥1,000-
13:00〜15:00 参加の方=¥500-

【プログラム】
10:15〜12:00 ◆ スクリーニング at UPLINK Factory (1F)
12:00〜13:00 ◆ ブランチ at Tabela (1F)
13:00〜15:00 ◆ カンバセーション at UPLINK Labo (4F)

◎12時から13時までのお食事は、自由にお取りいただけます。
  ご希望の方に、「Tabela」 の割引券 (200円引き) をお渡しいたします。
◎13時からのプログラムのみ参加をご希望の方は、
  12時50分にアップリンク1Fの 「Factory」 へお集り下さい。

【応募方法】
下のメールフォームからご応募ください。
MAIL FORM
※ワークショップは終了しました。
posted by seka-toki at 12:44 | お知らせ

2008年04月02日

Spring has come

御法川です。
すでにカレンダーは4月。 (・・・早い
新年度新生活スタートという方も多いですよね。

『世界はときどき美しい』 は公開から丸一年が経ちました。
渋谷のユーロスペースで公開初日を迎えたのが去年の3月31日。
それから全国13の映画館と、国内外12の映画祭を廻ることができました。

ささやかな成果ではあるけれど、
拡大公開される映画が全国のスクリーンの7割を占める中、
『世界はときどき美しい』 のような “小さな映画” が
こうして息長く観客と出会えたことを振り返ると、
感慨深い気持ちでいっぱいになります。

“小さな映画” と簡単に言ってはみたものの、
こんなチャレンジングな企画に四つの企業が資金を投じ、
事業構造を整えた貴重なビジネス・プロジェクトです。
製作費を回収し、それを再分配するためのファイナンスは、
映画が公開されて一年が経つ今もなお継続中。
一本の映画が生み出されることは、本当に気が遠くなる仕事です。

短くない時間を共有したスタッフや俳優たちの顔はひとつひとつ、
ぼくの心のライブラリーの最も価値あるものとして大切にしまってあります。
配給宣伝に尽力してくれた関係各位に心から感謝するのはもちろん、
この映画をご覧になってくださった観客の方々へ
改めてお礼の気持ちを伝えたいです。

このブログも地道に継続してきた結果、
メモリアル・アルバムのような機能を整えました。
この一年のプロセスは、右サイドバーから振り返ることができます。
ネット上に散らばる情報の中で大切なものは全てリンクを張ってあります。
ぼくがまとめた資料やスクラップ・ブックの山は膨大で、
本棚がひとつ丸々埋まってしまったほどですが、
このブログにアクセスしさえすれば、すぐに大切な情報を導き出せる。

今後、劇場公開の機会が無くなっても、
DVDやオンエア、初夏からはTVオンデマンド配信もスタートします。
さまざまなメディアで、繰り返し、映画は出会いを育んでくれるでしょう。
その中から、映画の成り立ちに興味を持ってくれた方々が、
検索エンジンでこのブログを発見し、目を通してくれる。
この “小さな映画” が 「日本映画バブル」 の網目の中でひっそりと
・・・ いえ、確信を持って進んだ道筋を知ってくれたなら、
とてもうれしいです。

ぼくは今日、36歳の誕生日を迎えました。
まだまだ人間として小僧のハシクレなのは、かねて承知。
それでも、生きられる残り時間を映画に捧げてしまったら、
あっという間でしょう。
一本の映画に五年も携わったぼくの強い実感です。
考えるだけで、くらくらしてしまう。
すでに一生かかっても撮り切れない企画の数々を胸に秘め、
着実に 「映画」 と取り組むしかない。
一本でも多く実現できるように。
身のほどを知り、ハラをくくりました。

・・・そんな気持ちから、このブログもひと区切り。
ひとまず、この場所からはサヨナラです。
心機一転の心構え。

このブログを閉じる前に・・・
昨年暮れに招かれた 「KINOTAYO映画祭」 の記録をまとめます。
映画祭の開催国はフランス。
パリへ出かけたのは、2007年11月16日のこと。

なぜ時季外れのレポートを今になって書くかというと、
『世界はときどき美しい』 を創ることを可能にしてくれた人たちへ、
映画の巣立ちぶりを報告し、捧げたいと思ったからです。

偶然と運命が引き寄せた人たちを結びつけ、
一緒になって仕事をする機会を与えられながら、
国際映画祭に参加できたのは監督ひとり。

確かに体を運んだのは、このぼくなのだけど、
出来上がった映画は今や人格を備えたように自立して、
新たな出会いを生む旅へ勝手に歩みはじめています。
ぼくは映画のお供を、しばし務めただけ。
その気分を少しでも報告できればいいな、と・・・。

個人的な旅の記録にしか受けとめられかねないことを、
ここに記すことに思い上がった印象がないか心配なのだけど、
この映画を大切に想ってくれる人がいたら、
きっと興味を持って読んでくれると信じています。

ともかく、映画は立派に育ってくれたみたいです。

 ◎

「KINOTAYO映画祭」 の 「KINOTAYO」 は、“金の太陽” の読み。
日仏交流150周年記念行事の一環として催され、
07年度の開会セレモニーでは、
桃井かおりさんがプレジデントを務められました。

『あしたの私のつくり方』 (監督:市川準) や
『図鑑に載ってない虫』 (監督:三木聡)、
『ストロベリーショートケイクス』 (監督:矢崎仁司)、
『空中庭園』 (監督:豊田利晃) といった話題作と共に、
現代日本映画の一本として 『世界はときどき美しい』 は招かれ、
パリを中心に5つの劇場で上映されました。

以下、マルセイユの上映に立ち会った旅の記録です。

街の中心部でもある旧港 南仏プロヴァンス地方の中心都市、マルセイユ。
 パリ〜マルセイユの移動は車で片道10時間の長旅。
 ずっしり重いフィルム缶を積み込んだ車は、
 夜明けのパリを発ち、到着したのは夕方。
 水揚げされた海産物の匂いが町に染み込んでいて、
 生まれ育った伊豆下田の漁港に思いをはせる。

ホテルから黄昏の旧港を眺める ホテルの部屋から眺めた黄昏の港。
 ここから地中海へと通じている。
 港を抱くように丘が広がり、町がある。
 『勝手にしやがれ』 のジャン・ポール・ベルモンドは、
 この町で自動車を盗んだことに端を発して、
 刹那の旅をスタートさせたんだった。

上映会場となった映画館「レ・ヴァリエテ」 上映会場となった映画館 「レ・ヴァリエテ」。
 5スクリーンを備えたシネコンながら趣をたたえた外観。
 映画館の建物に個性が感じられるのは素敵だ。
 劇場の館内ロビーには気分のいいカフェまであって、
 町の人たちが自由に出入りできる風通しのよさ。


チケット売場に貼られた映画祭のポスター チケット売場に貼られた、KINOTAYO映画祭のポスター。
 その横に、本日のプログラムを告知する貼り紙が
 ・・・ セカイ ワ トキドキ ウツクシイ。
 世界はときどき美しい。
 英題は、LIFE CAN BE SO WONDERFUL 。


チケットを求める観客達が列をなす チケットを求める観客達が列をなす。
 只今、18時開映の15分前。
 マルセイユの地で日本映画が上映されるのは稀なこと。
 黒沢明監督の名前すら認識されていない地にあって、
 柳沢厚生労働相が 「女性は生む機械」 と失言した
 ニュースは、しっかり伝わっていた。

マルセイユでの上映を企画したアンヌとアニエス マルセイユでの上映は、映画祭のプログラムの中から
 4本を選出して企画されたもの。
 『世界はときどき美しい』 をプッシュしてくれたのが、
 写真のアンヌとアニエス。顔を合わせるなり LOVE
 を連発しながら映画の感想を伝えてくれた。

 通訳の小林恵さんと一緒に
 この日の上映は、120席全てSOLD OUT
 上映を見守るつもりでいたぼくも席を譲り、
 通訳の小林恵さんと一緒に記念撮影。
 パリの公式上映で通訳を務めてくれた錫木類さん共々、
 海外に暮らす “個人” の行動力と熱意が、
 日本映画を 「世界」 とつないでくれる。

ティーチイン後も観客達と歓談中 上映が終了した後に観客からの質問に答えるのは、
 国際映画祭に招かれた監督の重要な仕事。
 この日も30分の時間が用意されての質疑応答。
 タイムアウトになっても質問の挙手が続き、
 劇場ロビーのカフェに場所を移して、更に1時間以上。


海外の映画祭を巡る旅は、07年3月のマイアミからはじまって、
フィラデルフィア、バルセロナ、シンガポール、アテネ、
そしてパリへと続いてきました。

マイアミ国際映画祭での忘れがたいエピソードをひとつ。

上映後の質疑応答を終え、観客を見送っていたぼくの前に、
褐色の肌をした幼い少女が立ち止まった。
聞けば、彼女は13歳。
きゃしゃな体に伏し目がちで、年齢を答えてくれた他は黙ってしまう。
その背中を、傍らに立つお母さんがそっとつつく。
すると彼女は、ぼくと目を合せ、ゆっくり言葉を選んで話しかけてくれた。

「この映画の孤独が、私の中に染み込んでくるようだった・・・」

そう言った後、自分の言葉に照れくさそうにはにかみ、

「でもそれは嫌な感じではなくて、とても嬉しかった」

だから、「ありがとう」 と。

しーんとした眼差しだけがあった。
瞠かれた小さな瞳が小刻みに揺れているのがわかった。
そこに、ぼくが映っていた。
こんな光景を、いつかどこかで経験していたような、
宙に浮くような気分にとらわれて一瞬戸惑ったのだけど、
すぐに思い至った。
ぼくもかつて、こんな風に心細げな震える瞳をしていたことに。

ふだんは気恥ずかしくて言葉にできないような感情も、
ひとたび 「映画」 を介すれば、交換できる。

心はグラデーションになっていて、
マグマが煮えたぎるような部分から、きよらかに澄みきった部分まで
濃淡の層になっている。
ハートの重心は、その振幅の中で揺れ続けるばかり。
その複雑な “ひとり” を、しなやかに受けとめることができたら、
孤独であることはみじめなことではないし、
避けるべき否定的なことでもないはず。
喜びも、流す涙も、わずらわしい喜怒哀楽の変化も、
だんだんに自分という存在を準備し、作り上げていくプロセスだ。
そうして確かめられた大切なところだけを、誰かにプレゼントする。
・・・できたら、と思う。
いつか。

話は、KINOTAYO映画祭に戻ります。

観客投票による栄えある新人監督賞を受賞したのは、
『ヨコハマメリー』 の中村高寛監督。
中村さんとはマイアミ国際映画祭での時間を供にして以来、
交流を深めさせていただいている間がら。
『世界はときどき美しい』 の公開時には力強い応援を受けました。
顔を合わせる機会は少ないけれど、
ぼくの数少ない友人と呼べる大切なひとり。
彼は現在、物議をかもしているドキュメンタリー映画の
公開を実現するために尽力しているところ。
無責任な応援は逆に失礼かもしれないけど、がんばれ
負けないでください。

観客賞を受賞したのは坪川拓史監督の 『アリア』。
未だ日本未公開の作品。
一日も早くスクリーンにたどり着ける日を願っています。

そして、ぼくは・・・
映画祭や公開初日に立ち会った映画館で、
帰路につく別れの場で必ず投げかけていただいた言葉を、
心の中で反芻しています。
「次の映画を持って、また来てください

このブログへ訪れてくれた人たちへ。
ありがとうございます。
心から。

posted by seka-toki at 00:39 | 御法川修より

2008年03月22日

私の好きな孤独 〜片山瞳

宣伝担当です。
情報解禁になったので、お報せです。

松田美由紀さんが2年の歳月をかけて
片山瞳さんを撮り続けてきた写真が一冊にまとめられ、
このほど写真集として刊行されることになりました!!
(2008年5月24日発売予定)

◎松田美由紀 写真集 『私の好きな孤独 〜片山瞳』 (リトルモア刊)

すでに美由紀さんはフォトグラファーとして、
カーエンターテインメントマガジン 「GENROQ」 (三栄書房) 誌上で、
セレブリティーカーと旬の男たちを撮り下ろす企画連載に取り組んでいます。
最新号に登場しているのは、永瀬正敏さん。 (・・・スゴイ

その美由紀さんが、 『世界はときどき美しい』 での共演を機にして
瞳さんと出会い、心酔。
プライベートなフォト・セッションからスタートしたものの、
いつしか二人のコラボレーションはグングンと熱をおびてしまい、
ついには美由紀さんの写真家デビュー作ともいえる
渾身のアートブックとして完成したのでした

瞳さんにとっても、これがファースト写真集。
リトルモアから写真集を出した女優さんたちは、
江角マキコさんや伊東美咲さん等々
あらかじめブレイクすることを運命づけられた方々ばかり。
瞳さんの未来に期待してしまいます

(C)2008 Read Business Information Japan K.K. Variety Japan
 「誰にでも見せるものじゃないから裸は繊細」
 松田美由紀 『フレンズ ポールとミシェル』 DVD発売記念試写会で
 ヌード写真集を発表

 Copyright (C) 2008 Read Business Information Japan K.K.

TV LIFE
eiga.com
Cinema Cafe.net
シネマトゥデイ

瞳さんの過去ログは、右サイドバーの 「Category」 から
「片山瞳より」 を選択してお読みください。
インタビュー記事は、「Report & Interview」 をどうぞ
posted by seka-toki at 22:37 | お知らせ

2008年03月20日

第22回 高崎映画祭

宣伝担当です。
すでに前のブログで監督がお報せしてくれましたが、
今年で22回目の歴史をほこる 「高崎映画祭」。
3月29日から16日間にわたって開催される会期中、
若手監督の現在 (いま)」 と題されたプログラムの一本として
『世界はときどき美しい』 が上映されます。

大手メジャーからインディペンデント系の配給会社まで含め、
昨年一年間に公開された日本映画は400本以上ともいわれています。
その約半数が新人監督による作品だと聞きました。
ほとんどが 「映画」 とは名ばかりで、映画館での上映はおざなり。
ビデオレンタル店の棚へ直行していくばかりの作品が量産される今、
「映画監督デビュー」 という出来事はかつての重みを失ってしまいました。
そんな現状だからこそ、若手監督の “現在” と “これから” を見据えることは、
厳しい批評性をはらんでいるように感じます。

高崎映画祭の審美眼に問われた御法川修監督・・・!!
上映されるフィルムも緊張していることでしょう。 (笑)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎ 第22回 高崎映画祭 「若手監督の現在 (いま)」
  『世界はときどき美しい』 上映
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  【日時】 4月10日(木) 14:50 〜 16:00
       4月11日(金) 20:00 〜 21:10
  【会場】 シネマテークたかさき

数ある作品の中から選んでいただけたことを光栄に思うと共に、
地方の映画ファンの方々と劇場で出会える機会を与えられたことが、
なによりも嬉しいです。
高崎映画祭を運営する実行事務局の皆さま、
本当にありがとうございました。

もうひとつ、お報せです。

東映作品を中心にラインナップが組まれる
エンタテインメント・チャンネル 「東映チャンネル」。
その中で、日本映画の新作&話題作を紹介する 「シネマパラス」。
『世界はときどき美しい』 は、お正月番組としてオンエアされましたが、
好評につき再放送が決定しました
東映チャンネル
  【Timetable
  ……………………………………
  4月09日(水) 14:00 〜 15:30
  4月26日(土) 12:00 〜 13:15


視聴方法
……………………………………………………
「東映チャンネル」 は、スカパー (Ch.708)、
e2 by スカパー(Ch.221)、ケーブルテレビで
ご覧いただけます。
詳細はコチラをご確認ください。

過去ログ
posted by seka-toki at 17:19 | お知らせ

2008年03月16日

コーヒーの不思議

御法川です。
監視つきカンヅメ脚本書きも佳境に入って、
ほっと息をつけるのは近所のスターバックスに出かけるときだけ。
タンブラーを持参することを覚えてから、よく通っています。

コーヒーは不思議です。
ほんとうに。

コーヒーは、コーヒーを飲むということだけが全てでなくて、
コーヒーを飲みながら、きっと何かをしている。
というより、コーヒーを飲みながらする何かのために、
コーヒーという飲み物は必要なのかもしれない。
たとえば、話をするために。
うなずいたり、笑ったりするために。
ときには、誰かを待つために。
あるいは、何もしないということをするためにさえ。

今日のようにいい天気の日なら、
歩きながらタンブラーのフタを開けてしまう。
開けてしまったら、ついつい飲み口に唇を運んでしまう。

歩きながら、飲む。

飲みながら歩くぼくの肌に射す陽の光も道を歩む。
日陰から陽だまりへ。

風が吹きぬけて鼻先をすべってゆく。
日陰から陽だまりへ。

猫は陽の光が集まる場所を知りぬいている。
日陰から陽だまりへ。

春なんですね。

★付記
…………
アヒルと鴨のコインロッカー』 (中村義洋監督) での演技が評価され、
第22回 高崎映画祭」 の最優秀助演男優賞を受賞した松田龍平殿!!
おめでとう。
心から。

松田龍平の存在は、
不毛な環境で量産される 「日本映画」 に抗って咲く強い花だ。

同映画祭が 『サッド ヴァケイション』 の石田えりさんに
最優秀主演女優賞を贈られたその見識にも深く共鳴します。
女優細胞を震わせる石田えりさんの凄みと美しさは、
もっともっと讃えられるべき貴重なお仕事だったはず。

ちなみに・・・
『世界はときどき美しい』 も同映画祭で上映されます。
若手監督の現在 (いま)」 と題されたプログラムに組んでいただけたこと、
これからの励みにしたいと思います。
posted by seka-toki at 05:19 | 御法川修より

2008年03月09日

電子交差点はつづく

宣伝担当です。
大変ご無沙汰をしてしまいました。
昨年の今ごろは、公開初日を目前に控えて大わらわでした。
あれから一年が経つというのに、このブログは今も継続中。
ゆっくりとした更新ではありますが、引き続き見守ってくださいね。

DVDも、レンタル店では旧作の範ちゅうに入る時期にきていながら、
いまだ回転は好調との報せ
現在TSUTAYAでは 「GIRL’S STYLE」 コーナーに並んでいます。
これは鈴木杏さんがレコメンドしてくれたおかげ。
先日ふらりと立ち寄った渋谷のTSUTAYAでは在庫が全て貸出し中。
邦画のレンタル・ランキングでは30位前後をキープしているとのこと。
単館レイトショー作品のDVDとしては異例の健闘ぶり。
嬉しいですね。

あれよあれよと mixi のDVDレヴューも300件を超えています。
右サイドバーの 「Links」 から飛べますので、興味のある方は是非どうぞ。
★ mixi (ミクシィ) は紹介による会員制のSNSです。

ひとつの映画を観たことから新たな感情が生まれ、
考えたり発見したことを、書く。
それをオープンな場に提出できるという、
この 「知的生活」 をポジティブに活かしていくことができたなら、
本当に素晴らしいですね。

・・・そんな希望を込めて、
ネット上で見つけた感想文をご紹介する 「電子交差点」 第6弾!!

電子交差点
続・電子交差点
電子交差点 その3
またまた電子交差点
まだまだ電子交差点

監督に薦められて読んだ梅田望夫さんの著書、
ウェブ進化論」 の影響が大なのですが、
『世界はときどき美しい』 を観てくれた方々の声を、
電子空間の網目をぬって一所に集めてみることで、
そこから浮かび上がる新たな 『世界はときどき美しい』 を
私自身が見てみたいという期待があります。

これまで同様、勝手にリンクさせていただくことをお許しください。
日付順に並べさせてもらいますね。
書いてくださった皆さま、ありがとうございます

 たとえば風に舞う木の葉のように
 滋賀会館シネマホール日記
 Cafe' de teo'
 ダラリ。
 芸術鑑賞のきろく
 Mikakobiyoriニッキ
 MONOLOGUE
 月球儀通信
 KURIのブログ
 LOVE and LIFE -愛のある生活-
 ぼんやり帖
 日っ歩 〜美味しいもの、映画、子育て...の日々〜
 青息吐息は毒混じり
 ゆるい日常。
 sakura+web-entertainment
 アンバランス通信
 ポップコーン
 タノシイトキモ、カナシイトキモ。
 日記帳
 パレード
 極私的映画のススメ
 排除する骨。
 Where there is a will, there is a way.
 ひとりっ子でもいいよね♪
 小鞠の日記帳
 意味も無くなんとなく
posted by seka-toki at 16:10 | 電子交差点

2008年03月08日

シネマ夢倶楽部

御法川です。
寒さもゆるんできたように感じて薄着で出かけたら、
ひょう混じりの雨に降られてしまいました。
只今びしょ濡れの服を乾かしているところ。
この不安定な気候を通りぬけると、春なんでしょうね。
近所の遊歩道には梅が咲いています。

そんな中、いちばん嬉しかった報せ。
昨年7月に 『世界はときどき美しい』 を招いてくれた 「福岡アジア映画祭」。
今年で開催22年目を迎える長い歴史と実績、
その運営を有志の力だけで推進してきた地道な取り組みが讃えられ、
(財)日本ファッション協会が主催する 「シネマ夢倶楽部」 において
「シネマ文化賞」 を受賞されました。

映画祭実行委員長の前田秀一郎さん、今村ミヨさん。
おめでとうございます。

映画祭の運営に尽力する有志の方々にとっては、
大きな励みと誇りになったはずです。
そして、この映画祭に招かれた多くの映画人にとっても。

あの日・・・
「福岡アジア映画祭」 には片山瞳と一緒に招かれたのでした。
上映に立ち会ったあとは近くの宴席へ移動し、
王の男』 のイ・ジュンイク監督らと共に乾杯。
日本語しか駆使できないぼくではありましたが、
福岡にいながらアジアの大きな十字路に立っているイメージを
くっきり強く照らし出されたひと時でした。

大きく普遍的なものと、小さくても具体的なもの。
そのふたつを絶えず共振させられたなら、
ぼくらが今生きる場所は世界の真っただ中だと知覚できるはず。

あんなに降っていた雨はもうやんでいる。
朝は地球の裏側で、
いま見えるのは、ただの当り前の夜空です。

天神経済新聞
過去ログ

★付記
…………
このブログにコンタクトしてくださった方々のメール、
ぼくから返信を怠ったままになっていますが、
確かに拝読しております。

映画の感想を伝えようとしてくれた皆さんの行動に、
尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです。
ぼくのような、かぼそい仕事を続けるものには、
寄せられた声が心の支えになっています。

公開から一年が経とうというのに、
今も多くの人たちが 『世界はときどき美しい』 と
出会ってくれているのですね。
うれしい。
posted by seka-toki at 03:32 | 御法川修より

2008年02月14日

鈴木杏さん

御法川です。
もう一か月以上、このブログから離れていました。

このところ、明けても暮れても脚本を書き続ける日々。
書く以外の時間は、食べて寝るだけ。
井戸の底につるべを下ろして、
「映画」 という水を少しづつ汲み上げています。

いくつかの企画が並行して進んでいるものだから、
脳細胞はミラクルに伸縮を繰り返して忙しい。
それだけでじゅうぶん刺激的な毎日なのに、
映画の企画段階というのは収入から見放されるため、
暮らしのサバイバルまで強いられて、
ついついブログに向かう気力を奪われておりました。
お恥ずかしい。

そんなところに届いた一冊の女性誌。

「FRaU」08年3月号
  FRaU (フラウ)
  08年3月号
  講談社
  定価¥500-


「FRaU」 が注目するアーティストやオピニオンリーダーが、
お薦めの映画を紹介する連載 「女のスパイシーシネマ」。

FRaU 女のスパイシーシネマ 今月号に登場するのは、女優の鈴木杏さん。
 セレクトした10本の映画から導き出された色のイメージと、
 杏さんの心象風景が語られています。
 その中に 『世界はときどき美しい』 のことが!!
 「緑 = ふと、浄化される感覚」
 というコメントを添えて紹介してくれました。

こんな風に観てもらえていたことに、強く励まされます。
歯を食いしばりながら、
なんとか自分をふるい立たせようとしている時だから
なおさら嬉しい。
鈴木杏さん、ありがとうございます。

その10本が、とても魅力的なセレクトだったので以下に転載します。
杏さんの色のイメージは、誌面の方で是非

TSUTAYA 店頭の 「GIRL’S STYLE」 コーナーでも紹介されています。
そちらでも是非チェック&レンタルしてみてください!!
(一部実施していない店舗があるようです)

…………………………………………………………………………………
 Select ★ 01
 レオン
 ◎監督 リュック・ベッソン
 ◎出演 ジャン・レノ / ナタリー・ポートマン
…………………………………………………………………………………
 Select ★ 02
 PiCNiC
 ◎監督 岩井俊二
 ◎出演 浅野忠信 / Chara
…………………………………………………………………………………
 Select ★ 03
 青い春
 ◎監督 豊田利晃
 ◎出演 松田龍平 / 新井浩文
…………………………………………………………………………………
 Select ★ 04
 blue
 ◎監督 安藤 尋
 ◎出演 市川実日子 / 小西真奈美
…………………………………………………………………………………
 Select ★ 05
 マリー・アントワネット
 ◎監督 ソフィア・コッポラ
 ◎出演 キルスティン・ダンスト / ジェイソン・シュワルツマン
…………………………………………………………………………………
 Select ★ 06
 あのころ僕らは
 ◎監督 R.D.ロブ
 ◎出演 レオナルド・ディカプリオ / トビー・マグワイア
…………………………………………………………………………………
 Select ★ 07
 クロエ
 ◎監督 利重 剛
 ◎出演 永瀬正敏 / ともさかりえ
…………………………………………………………………………………
 Select ★ 08
 アモーレス・ペロス
 ◎監督 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
 ◎出演 ガエル・ガルシア・ベルナル
…………………………………………………………………………………
 Select ★ 09
 トレインスポッティング
 ◎監督 ダニー・ボイル
 ◎出演 ユアン・マクレガー / ロバート・カーライル
…………………………………………………………………………………
 Select ★ 10
 世界はときどき美しい
 ◎監督 御法川 修
 ◎出演 松田龍平 / 市川実日子 / 片山 瞳 / 松田美由紀 / 柄本 明


 ◆付記
 市川崑監督の訃報を知りました。
 ご冥福をお祈り申し上げます。
 ああ、星が落ちた ・・・ という
 静かな悲しみがあります。
posted by seka-toki at 05:54 | 御法川修より

2008年01月07日

100人の子供たちが列車を待っている

御法川です。
お正月気分を脱して、今日から平常通り。
本格的な一年のスタートですね。

さて、ひとつご紹介を。

現在発売中の 「エスクァイア 日本版」 (08年2月号)。
巻頭特集の 「進化する、映画 × リアリティ。」 は、とても興味深い記事ばかり。
この誌面で紹介された映画を集めたイベント上映がはじまっています。

中でもお薦めなのが、『100人の子供たちが列車を待っている』。
88年にチリで製作された一時間足らずの中編ドキュメンタリー。
我ながら律儀につけている映画日記をひも解くと、
ぼくは92年3月15日に京成町屋文化センターで、この映画を観ている。

…………………………………………………………………………
進化する、映画×リアリティ。
 ◎進化する、映画 × リアリティ。
   Esquireシネマテーク

 ◎会場:シネセゾン渋谷

 Timetable / 『100人の子供たちが列車を待っている』
 1月09日(水) 19:00〜
 1月10日(木) 13:20〜

…………………………………………………………………………

ぼくの今年最初の映画は、コレに決定
上映の機会が少ない映画です。
ぼくは16年ぶりの再見。
ご興味をもたれた方は是非どうぞ

この映画は、軍圧政下にあったチリの貧しい村が舞台。
暮らしを助けるために働かなくてはいけない子供たちは、
今まで一度も映画を観たことがない という。
そんな子供たちを集めて、映画教室を開く女性教師がいた。
映画を見せ、映画の歴史を教え、
子供たち自ら映画を創造する実践へと進む。

映画を学ぶ子供たちの姿があまりにも無邪気で、
眺めているコチラは手前勝手にやさしい気持ちに包まれてしまう。
でも、うっとりしている場合じゃないよ。
これは決してヤワな映画じゃないから。

人は 「映画」 がなくても十分に生きていけるかもしれない。
貧困にあえぐ現実の前ではなおさらだろう。
でも、「映画」 を手にできたことで、
人はどれだけの力を得られるのか!!

だれかに 「たかが映画じゃないか」 などと言われると、
お人好しに 「そうかもしれない」 と思ってみたりする。
けれど、どうして 「たかが」 なんて言えるだろう。
「たかが」 という言葉の使い方には気をつけておいた方がいい。
もし 「たかが」 なんて言ったら、「映画」 はなかっただろう。

「たかが自分の人生」 なんてモノ言いは、
自分を卑下するばかりでなく、
自分と関わるたいせつな人を侮辱しているのと同じ。
ぼくは怒るよ。

真摯な表情とは、この映画の子供たちのそれを言うのでしょう。
気をつけないと、あまりのまぶしさに目をつぶされますよ。

posted by seka-toki at 03:28 | 御法川修より

2008年01月04日

東映チャンネル

宣伝担当です。
新年あけましておめでとうございます。
さっそく嬉しいお報せです。
TV初放映が決定しました

東映作品を中心にラインナップが組まれる
エンタテインメント・チャンネル 「東映チャンネル」。
その中で、日本映画の新作&話題作を紹介する
シネマパラス」 のお正月番組としてオンエアされます

仕事始めを迎える前の週末は、
ご自宅でゆっくり最後のヌクヌクをお楽しみください。
この機会にDVDやサントラ盤も
お手に取っていただけたら嬉しいです。

……………………………………………………
 『世界はときどき美しい』 TV初放映!!
 東映チャンネル 「シネマパラス」
……………………………………………………
Official Web Site
『世界はときどき美しい』TV初放映

東映チャンネル  【Timetable
  1月05日(土) 20:30 〜 22:00
  1月13日(日) 08:00 〜 09:15
  1月18日(金) 23:00 〜 24:30
  1月23日(水) 21:45 〜 23:00
  1月26日(土) 13:15 〜 14:30

視聴方法
「東映チャンネル」 は、スカパー (Ch.708)、
e2 by スカパー(Ch.221)、ケーブルテレビで
ご覧いただけます。
詳細はコチラをご確認ください。


DVD ON SALE ◎DVD
   世界はときどき美しい 〜 Pure Edition
   2枚組 (本篇70分+特典60分) │ ポエムカード封入
   ¥3,990- (税込)

   ★商品仕様は画像をClick
   amazon.co.jpHMV新星堂タワーレコード
   TSUTAYA online楽天ブックス紀伊國屋書店

 サントラ盤CD発売中
  ◎サントラ盤CD
    世界はときどき美しい 〜 Music Anthology
    デジパック仕様 │ ブックレット封入
    ¥2,700- (税込)

    ★商品仕様は画像をClick
    amazon.co.jpHMV新星堂タワーレコード

posted by seka-toki at 09:23 | お知らせ

2008年01月03日

大吉!

御法川です。
初詣で引いたおみくじは、タイトルの通り。
うれしい

元旦の朝早く。
ぼくは目覚め、起きた。
窓の外は、まだ暗かった。
素足で冷たい床に触れたら、
急に小便がしたくなった。
腕を上げ、背伸びをしながら
一番電車が通過する音を聞いた。

顔を洗った。
水は光でできている気がした。
首にマフラーを巻いて、外へ。
外は寒かった。
自転車を手放し運転しながら、
人気のない町を走った。
自販機でタバコを買い、
すぐに封を切った。

かすかな日ざしの暖かさを頬に感じて、
太陽が昇るのを感じた。
誰かさんはまだ布団の中で眠ってる。
公園ではブランコが風に揺れてる。
見たわけではないけど、そう感じた。

歌のようにわいてくる風景を、
心がぼうっと眺めていた。

今年は平成20年で、ねずみ年。
干支のトップに戻り、ぼくは年男。
・・・ どんな一年にすることができるだろう!!

◎追伸
…………
このブログへ訪れてくれた皆さんにとって、
幸多き年であることを祈ります。
心より。
posted by seka-toki at 08:58 | 御法川修より

2007年12月31日

そして船は行く

御法川です。
今日で2007年は終わり。
明日から新たな一年がスタート。

ぼくは年末ぎりぎりでドキュメンタリーを仕上げました。
3年がかりで取り組んできたプロジェクト。
最後の作業の追い込みでは、
与えられた時間の1分1秒まで使い果たしたつもりだったけれど、
ぼんやりして何かはっきりしない手ごたえしか残りません。
・・・いつだってそう。
こんな風に、やりきれない気持ちを少しだけ残しながら、
次へと進んで行くしかないのでしょう。
ぼくは。

そして、日常 (ふね) は行く ・・・
新しい映画に向かって。

ぼくにとっての2007年が一冊の本だとしたら、
物語の最初と最後のページは 『世界はときどき美しい』。
この一冊は、
ぼくの本棚の一番たいせつな本が並ぶ場所に納められました。
ぼくが閉じたページを、
これからも誰かが開いてめくり、
新しい物語として何遍でも反芻してくれることを期待しています。

◎追伸
…………
1月1日は鈴木慶江さんのお誕生日。
新年を迎える時のきれいな気持が世界中から集まって、
慶江さんを祝福しているみたい。
おめでとう。

そして、今日の最後に。
このブログを見守ってくれた方々へ。

ありがとう。
五つのひらがなを組み合わせて、
この気持ちを伝えようとした人って本当にスゴイ
みなさん、ありがとう。
心から。
posted by seka-toki at 19:55 | 御法川修より

2007年12月12日

まだまだ電子交差点

宣伝担当です。
今週12月14日(金)からスタートする、
「滋賀会館シネマホール」 の上映を前に、
ネット上で見つけた感想文をご紹介します。
・・・というわけでして、
性懲りもなく 「電子交差点」 第五弾!!

電子交差点
続・電子交差点
電子交差点 その3
またまた電子交差点

これまで同様、勝手にリンクさせていただくことをお許しください。
日付順に並べさせてもらいますね。
時期的には、DVDでご覧いただいた方々の声です。

 B級大好き 自転車太助の、ほっこりブログ
 胸キュン 映画レビュー
 ちょっといいな、ちょっと幸せ
 【どく】毒・独・読
 すっぴんと詩
 雨の匂い
 習慣HIROSE
 SMALL CIRCLE HAPPY
 SCENE
 aruroom
 チャップリンと木の下で
 ヒビノアワ
 もうひとつの日記。
 ヒビコレヒヒョウ
 よか風が吹く本棚

書いてくださった皆さまへ、
心からお礼と感謝を申し上げます。

皆さんの声が電子の網目をくぐりぬけ、
まだ 『世界はときどき美しい』 と出会われていない方々へ
届くことを願っています。

「滋賀会館シネマホール」 へ足を運んでみよう思う
原動力となってくれたら、うれしいです。

言葉には、それだけの力があるはずです。
posted by seka-toki at 23:32 | 電子交差点

2007年12月10日

滋賀会館シネマホール

御法川から劇場情報を。

今週12月14日(金)から、
「滋賀会館シネマホール」 での上映がはじまります。
クリスマス・イブの12月24日(月・祝)まで、一日1回上映。
(12月17日は休映です)

この映画館はそもそも、
滋賀県の文化事業として設立された公設映画館でしたが、
県の財政難から劇場運営を停止する話が持ち上がり、
これに対して立ち上がった県民有志の手で存続しているという
全国でもまれな 「公設民営」 映画館なのです。
NPOシネファンク (滋賀会館シネマホールファンクラブ)

春からはじまった 『世界はときどき美しい』 の劇場公開も、
今年はこれで締めくくり。
でも、ぼくの 「映画館をめぐる冒険」 は終わっていません。
いま取り組んでいる作業を切り上げて、
12月22日(土)に劇場へうかがいますので!!

この機会に、DVDで出会ってくれた京都近郊の方々も是非
京都駅からJRで一本、所要時間10分。
スクリーンで再会していただけたら嬉しいです。
心から。

詳しいタイムテーブルはコチラを。
チラシ画像

滋賀会館シネマホール・地図 ◎滋賀会館シネマホール
   TEL 077-522-6232

  【アクセス】
   JR 「大津駅」 から徒歩5分
   京阪 「島ノ関駅」 より徒歩3分


【タイムテーブル】 ……………………………………………
◎12月14日(金) 〜 16日(日)┃17:00〜
★12月17日(月) 休映
◎12月18日(火) 〜 20日(木)┃14:55〜
◎12月21日(金) 〜 24日(月)┃19:30〜

【入場料】 ………………………………………………………
◎当日一般¥1,300- / 学生¥1,000-
◎12月14日(金)はウィークデー初日サービス¥1,000-
◎12月21日(金)は 「朝夕割」で一般¥1,200-

posted by seka-toki at 04:35 | 劇場情報

2007年12月01日

エフエム新潟の anmi さん

宣伝担当です。
枯れ葉が舞い散るこのごろ、
気忙しい年末を前に身構えてしまいます。
早いもので今日から12月!!

このブログの主、御法川監督はドキュメンタリーの撮影中。
通常は撮影許可が下りない銀座や六本木ヒルズに
クレーンカメラなどの特殊機材を持ち込んで、
大胆な撮影を繰り広げている噂は聞いていましたが、
昨日から京都ロケへ出発。
いったいどんなドキュメンタリーなのでしょう・・・?

一方、このブログを卒業した片山瞳さん。
ユニクロCMに続いて来年はTVドラマ出演が決定したとの報せ
期待してしまいます。
楽しみだな〜。

お二人とも新しい活動に邁進。
『世界はときどき美しい』 に関する動きは
すっかり落ちついたと思いきや、
12月14日(金)から 「滋賀会館シネマホール」 での上映が決定。

この上映は、
「京都みなみ会館」 のプログラム編成や
関西での企画上映をプロデュースする 「RCS」 の代表、
佐藤英明さんの熱心な働きかけによって実現した次第。

そんな中、FMラジオ新潟の番組 「MY PHASE」 では、
2週にわたって 『世界はときどき美しい』 をレコメンド。
パーソナリティの anmi さんと、番組ディレクター藤井理子さんの
熱いお声かけから実現した話。
監督は電話インタビューという形でゲスト出演。
先日すでに収録を済ませました。

FM-NIIGATA 「MY PHASE 〜 anmi cinema talk 〜
  パーソナリティ anmi / 細貝恵美
  OA日程 12月02日(日) & 12月9日(日) 22:00〜22:30

パーソナリティの anmi さんと恵美さん ◎ anmi さんからのメッセージ
 初めての番組ゲストが御法川監督で本当に嬉しかった
 是非、お会いしたい。その一言です。
 これからも 『世界はときどき美しい』 のイチファンとして、
 そして、この作品を新潟で上映するべく、
 私達も応援を続けます

DVDリリースが済んだ旧作にも関わらず、
こんな風に応援してもらえるなんて、
ちょっと異例の事態。

映画をたいせつに想ってくださった人達が行動を起こし、
さらなる観客との出会いを紡いでくれるなんて、
『世界はときどき美しい』 は、本当に 「幸せ映画」 です。

posted by seka-toki at 01:05 | お知らせ

2007年11月25日

TAMA CINEMA FORUM

御法川です。
すっかり御無沙汰をしてしまいました。
僕は元気にやっています。

先月末からドキュメンタリーの撮影に取り組んでいます。
その合間をぬって、先週はパリの 「KINOTAYO映画祭」 に参加。
三泊だけの短い滞在でしたが、
パリとマルセイユでの上映に立ち会うことができました。

あいにく交通機関がストライキの時期に当たってしまい、
パリ 〜 マルセイユの移動は車で片道10時間の長旅。
せっかくのホテルも寝るだけ。
映画館にいる時間と車に乗っている時間ばかりで、
美術館を巡るどころか街をうろつく余裕もありませんでした。
とはいえ、フランスの観客と出会えたことは大きな収穫。
詳しい話は改めて書いてみたいと思います。

さて、お報せです。

今年で17回目を迎える 「TAMA CINEMA FORUM」 での上映は本日!!
ぼくは撮影中なので会場へうかがうことができませんが、
松田美由紀さんと西健二郎プロデューサー、
お二人のトークショーが行われます。
併せて、松田龍平さんと市川実日子さんが作品への想いを語った
インタビュークリップを特別上映

会場は 「パルテノン多摩小ホール」 にて。
三連休最後の日曜日、お誘い合わせの上、是非

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 11月25日(日)
 Life of Cinema 〜 そして世界は美しい 〜 オムニバス映画の魅力
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 14:20〜15:30 『世界はときどき美しい
 15:45〜16:15 ◎トーク・ゲスト 松田美由紀さん & 西健二郎プロデューサー

◎追伸
…………
12月14日(金)から 「滋賀会館シネマホール」 での上映が決まりました。
すでにDVDがリリースされた後だというのに、
こうして映画館での上映が息長く続けられるなんて、
驚くと共に喜んでいます。
本当にうれしい。
posted by seka-toki at 01:56 | 御法川修より

2007年10月30日

ユニクロの新CM

宣伝担当です。
ユニクロの新しいテレビCM、もうご覧になりましたか?
只今、全国オンエア中

豪華な出演者で話題を呼んでいるユニクロのテレビCM。
夏のCMは、佐藤江梨子さんと松山ケンイチさんが演じる恋人同士、
最近までは中谷美紀さんと大沢たかおさんによる大人なふたり。
そして、この冬。
松田龍平さんが登場

龍平さんは、ユニクロが全世界で展開する
2007 Winter&Fallキャンペーンのイメージキャラクター。
ドーンと巨大な龍平さんのポスターがショップの店頭を飾っています。
目にされた方も多いはず。

その龍平さんが登場するテレビCMのお相手は・・・
なんと!!
片山瞳さん
「あの娘は誰?」 といった声が巻き起こっている模様。

龍平さんにモモヒキ ・・・ 失礼 ヒートテックインナーですね (笑) を
はかせてしまう瞳さんはスゴイ
とぼけた味わいの龍平さんもチャーミングで素敵です。

このテレビCM、YouTube の方でご覧になれますよ。

◎UNIQLO
  ヒートテックインナー 「
雪の駅編
  Staring 松田龍平 with 片山瞳


 
posted by seka-toki at 10:23 | お知らせ

2007年10月21日

ホームシアターファイル

宣伝担当です。
今年も 「
東京国際映画祭」 が開幕しましたね。
昨年は 『世界はときどき美しい』 がお披露目され、
レッドカーペット・アライバルにも参加させていただいたのでした。
あれから一年。
時の過ぎるのは本当に早いです。

お報せです。

『世界はときどき美しい』 の音響技術者
高木創さんと
御法川監督が一緒に、最新のハイビジョンシアターを体感
次世代DVDとして注目されているハイビジョンディスクの真価を語る、
なごやかでいて緊張感に満ちた座談会のもようが、
発行部数10万部をほこる雑誌 『
ホームシアターファイル』 の
巻頭特集を飾っています。

高木さんは 『
ゲド戦記』 の音響も手がける若手実力派。
監督と高木さんは現在、
撮影中のドキュメンタリーでもタッグを組んでいる間柄。
  ホームシアターファイル vol.44
 ホームシアターファイル vol.44
 定価¥1,000- (音元出版)

 【巻頭特集】 HDがボクらの感動を塗りかえる
  御法川修 (映画監督)
  高木創 (音響技師)
  飯塚克味 (映画ライター)
  山之内正 (オーディオビジュアル評論家)

素顔の高木さんは、三人のお子さんを抱えるパワフルなパパ
二年前のちょうど今ごろは、監督と高木さん、
そして編集の時森茂和さんの三人だけでスタジオにこもり、
映画の仕上げに取り組んでいました。

通常であれば、多くのスタッフで役割分担すべき作業を、
最少数の技術者だけで見通してみよう・・・という試み。
もちろん、言いだしっぺは監督。

男三人、編み物の毛糸をあむような緻密な作業。
そんな気の遠くなる作業ぶりを、
西プロデューサーが温かく ・・・半ば呆れながら、
見守っていたのを懐かしく思い出します。

結局、音響の仕上げは正月返上。
その最中、高木さんの奥様は三人目のお子さんを出産。
高木家が待望していた男の子。
名前は、健太郎くん。

健太郎くんの誕生より遅れて映画は完成。
半年に及んだ仕上げ期間を経て映画が形を整えたとき、
監督は、本篇の最後に一枚のテロップを加えました。

 この映画の製作中に授かった新しい命
 高木健太郎くんの未来に捧げます
 希望と祈りを込めて

エンドクレジットの最後の最後まで、
どうかお見逃しなく
映画を楽しんでいただく共に、
作り手の想いを受け止めていただけたら嬉しいです。
posted by seka-toki at 21:42 | お知らせ

2007年10月18日

シンプルな行動

御法川です。
ぼくの友人が韓国へ旅立つというので見送ってきたところ。
彼女は、ぼくと同い年。
生まれた星座も血液型も一緒。
ついでに身長も同じくらい。
とにかく料理が上手。
その腕前を活かして、韓国で和風居酒屋を開店するんだという。

決断された行動は、いつだってシンプルに見えるものです。
水面下に、どれだけの迷いがあったとしても。
なにがあったんだろう。
なにが、どう彼女に働きかけたんだろう。
そして、その呼びかけに応える時の覚悟は、きっと厳しかったに違いない。
・・・それでも
シンプルに見える行動には、必ずユーモアと喜びが伴う。
ユーモアと喜びを感じさせられるかが、
シンプルであることのあかし。

実際に彼女のユーモアのセンスは抜群。
韓国で和風居酒屋を開店?
突拍子もない告白を受けた仲間達は、だいぶ楽しませてもらいました。
ぼくらが笑っている間に、彼女は住居を引き払い、
あっという間に韓国での話をまとめてしまったのだから驚き。

ぼくも彼女も35歳。
いいおとなです。
自分以外の誰かに、喜びを伝えられるおとなになりたいものです。
そのためには、まず喜べる人にならなきゃいけない。
食事の一品に、あるいは映画の中に、
喜びをこそ見出すべきじゃないか・・・、
そのことをずっと思ってきました。

まだまだ人間としてはブサイクなところがあっても、
今日まで地道に培ってきた技術を駆使して、
たいせつなところだけを誰かにプレゼントする。
彼女は料理で。
ぼくは映画で。

かけがえのない一個のメロディを歌う彼女がいて、
その横で別なメロディを歌うぼくがいる。
それが絡み合ってひとつの音楽になる、
そんな世界観を思いながら、
東京と韓国で、
それぞれ共にがんばりたいものです。

彼女の門出に幸多かれ。
posted by seka-toki at 04:19 | 御法川修より