御法川です。
ひとつ愉快な報告を。
某韓国エンタメ誌の編集スタッフが、
(ニンニクパワーに溢れたチャーミングな女性陣!)
映画を観て気に入ってくれたことから・・・
このたびワタクシ 「韓国キムチ大使」 を任命されたのです!
しっかり 「韓国農水産物流通公社」 のお墨付き。
「キムチ大使」 の使命とは・・・
本場・韓国産のキムチをもりもり食べ、
その味わいを広く日本に知らしめること。
ぼく、キムチ好きだし、OK。
そんな軽い気分で引き受けたのだけど、
先方の想いは不肖・御法川を一人前の監督にしてやろうじゃないか!!
・・・というキャンペーンの一環なんだそう。
かなり過保護気味な母性に育まれて圧倒されています。
先日は美味しい焼肉をご馳走になりながら、
韓国焼酎 「チャミスル」 を初体験。
ストレートで乾杯を繰り返しているうちに、
カクンと身体から力がぬけ、
その後の記憶がない。
久しぶりに 「食事」 という行為が
相当のエネルギーを要するものだと思い返しました。
食べること、お酒を呑むこと、話すこと。
どれひとつとっても気がぬけない。
本来はね。
カッ込むばかりの素っ気ない食事を繰り返していると、
忘れてしまうね。
肝心なことを。
キムチ 〜 食事の連想で思い出したのは・・・
大阪・鶴橋にある お好み焼き屋 「オモニ」。
モノ創りの精神を教えられた画家・黒田征太郎さんに
ご馳走していただいたお店。
韓国食材店が軒を連ねる路地の一角で、
店構えは昔ながらの食堂。
なのに、店内に充満する “あの熱気” はナニゴトなんだろう!
思い出すだけでワクワクしてしまうよ。
人が食欲を満たすために、胃袋になにかを納める。
そのなにかを作る側と、食する側。
相互がエネルギーを戦わせて、ついには爆発!
キムチとスジ肉が山盛りの初めて見る厚さのお好み焼きを、
汗だくになってフーフー言いながら食べたんだった。
「食べる」 という、人が日々繰り返す行為を増幅させることからも、
世界の奥ゆきに触れることは可能なんだよね。
そんな風に考えていくと・・・
「キムチ大使」 の使命と 『世界はときどき美しい』 が抱えるテーマも
つながってくる。
・・・強引じゃないよね。 (笑)
いよいよ大阪公開です!