連休最後の今日、いかがお過ごしでしょう。
『世界はときどき美しい』 のDVDがリリースされて早一ヶ月。
そろそろセル版 (ピュア・エディション) の売上本数が
報告されてくるころ。
レンタル版は順調に稼動中。
新作コーナーで貸し出し中になっているのを見かける度に、
ああ、誰かが見てくれているんだ・・・と、
感慨深い気持ちをしみじみ温めています。
先日、私の友人から
「レンタル店に置かれている本数が少ないのではないか・・・」
という心配の声を頂戴しました。
確かに、今なら 「バブルへGO!!」 や 「それでもボクはやってない」
といった作品が、新作コーナーの棚をズラリと占拠しています。
これは、「PPT (ペイ・パー・トランザクション)」 という
流通システムを介しているため。
ビデオメーカーがレンタル店にソフトを大量に貸し出し、
レンタル回数に応じてメーカーに利益を還元する出来高払い制のこと。
大量本数を揃えていることで話題作のイメージをアピールしつつ、
「貸し出し中」 のロスを防いで回転数を上げるわけですね。
レンタル店側はソフトを購入しないで済むので、
初期コストを抑えられるメリットがあるわけです。
一方、『世界はときどき美しい』。
我が陣営では、しっかりレンタル店にお買い上げいただいています。
レンタル店はリスクを負ってくれているわけですね。
一本の仕入れ原価を回収するためには、
25回のレンタルが必要だと聞いています。
利益を生むことを考えれば、ザックリ倍の50回でしょうか。
大量品揃えの作品の横に、
『世界はときどき美しい』 が4本並んでいるとしたら、
レンタル店は最低でも100人以上の人が借りてくれることを見越して
仕入れてくれたという証拠。
そう考えれば、これは大変なことですね。
レンタル店の方々へ心から感謝を!
DVDの営業に勤しんでくれたビデオメーカーのスタッフへは、
その労をねぎらいたい気持ちでいっぱいです。
そんな中、ふと気づけば、
amazon.co.jp や HMV のDVDオンライン・ストアの商品ページに、
お客様からの熱いレビューが寄せられています。
どれもすてきな感想なのですが、
ひとつだけココに転載させていただきます。
あまりにもうれしかったので。
◎詩的なもの by een-nao
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タイトルに惹かれたのと、
松田龍平さん、市川実日子さんがたいへん好きなので、
内容もよく知らずに予約して購入しました。
誰にも会わなかった連休の一日に、ひとりでぼんやりと観たのですが
明確ではない 「詩的なもの」 がこころに染み入る作品でした。
わたしにとっては、文学も音楽も絵画も、芸術はすべて
詩的なものとして自分の中に入ってきます。
それらは、じぶんの中で詩をつむぎ、そこから生まれる像を結び、
すっとじぶんと一緒になる感じがするのです。
想像力の基盤が揺らいでいる時代だからこそ、
個の中で起こるそのような営みはだいじだと思います。
この映画は、そのような営みを一本の映画にしたような感じ。
さらに、この映画からひとりひとりの中につむがれる像は
それぞれ異なっているはずで
そのような心地よさにひたれる作品です。
こんな美しい声が上がってくれたのなら、
『世界はときどき美しい』 が創られた意味もあったのだと
信じられます。
こんな、私たちへの励ましとなった声を集めた 「電子交差点」。
◎電子交差点
◎続・電子交差点
◎電子交差点 その3
引き続き、第四弾!
これまで同様、勝手にリンクさせていただくことをお許しください。
日付順に並べさせてもらいますね。
まめ手帖日記
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j o u r n a l
蓮池尚秋ブログ 「はすたんか日記」
Orange Call
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ハナスカエル
書いてくださった皆さまへ、心からお礼と感謝を申し上げます。