Welcome  ◎過去ログは、この記事の下に表示されます。

   このブログは、映画 『世界はときどき美しい』 の御法川修監督と、
  女優デビューを飾った片山瞳さんの交換ブログとしてスタートしました。
  映画は、第19回 東京国際映画祭でお披露目されたのち、
  2007年3月31日に渋谷ユーロスペースで封切られました。
  以後、順次全国で公開された他、国内外13の映画祭でも上映。
  現在はDVDが発売&レンタル中です。

  日本映画バブルの渦の中で公開された、小さな小さな一本ですが、
  製作に携わった私たちにとっては、かけがえのない大切な作品です。
  振り返れば、最初は行き先の不安な船出でした。
  ゆっくり一年をかけて、思いがけないほど多くの観客に恵まれた今は、
  映画のタイトルを口にして、その響きに深く頷いてしまいます。

  このブログは、私たちの映画が歩んだ一年間の軌跡です。
  右サイドバーに整理された情報は、メモリアルアルバムのような趣き。
  劇場へ足を運んでくださった方、DVDで新たに映画と出会ってくれた方、
  これからも多くの人たちが、このブログを訪ねてくれることでしょう。
  この映画が、それぞれの暮らしの中で育まれることを祈っています。
  これからもずっとずっと。  (2008年5月21日掲載)



  News Release  ◎過去ログは、この記事の下に表示されます。

  ◆御法川修監督の最新作が2作品同時に始動!!
      sankeiwest.gif
   Irodori_Rogo-A.jpg
   出演◎吉行和子/富司純子/中尾ミエ/藤 竜也
        平岡祐太/村川絵梨/戸次重幸
   主題歌◎原 由子 「ヘブン」   配給◎ショウゲート
   脚本◎西口典子  監督◎御法川 修
   2012年秋、シネスイッチ銀座 他 全国公開
   Copyright © 2012 「人生、いろどり」 製作委員会

   Suchan_Main.jpg imagesCAJCMW11.jpg
   映画 『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』
   主演◎柴咲コウ/真木よう子/寺島しのぶ
   原作◎益田ミリ (幻冬舎刊)
   脚本◎田中幸子  監督◎御法川 修
   配給◎スールキートス  2013年、全国公開

   Copyright © 2012 「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」 製作委員会
   (2012年4月15日掲載)


  ◆片山瞳さんの最新作は、映画 『海燕ホテルブルー』 のヒロイン
   第60回ベルリン国際映画祭で銀熊賞 (最優秀女優賞) を受賞した
   寺島しのぶさん主演作 『キャタピラー』 など話題作を次々発表している
   鬼才若松孝二監督の最新作で、片山瞳さんがヒロインに抜擢
   直木賞作家船戸与一氏による同名小説の映画化。
   下のバナーを Click 予告編をご覧いただけます。
   (2011年10月28日掲載)
   


  ◆御法川修監督が手がけたコーポレート映像が受賞
   美容サロン用ヘア化粧品の総合メーカーとして国内トップを誇る
   (株)ミルボンの創業50周年記念映像を御法川監督が演出しました。
   片山瞳さんも特別出演されています。
   記念式典で一度限り上映される作品として完成したのですが、
   映像文化製作者連盟が主催する映像祭 「映文連アワード2010」 の
   大賞に当たる経済産業大臣賞を受賞しました。
   (2010年9月30日掲載)

   


 ◆『SOUL RED 松田優作』 (監督御法川修)
  生誕60年没後20年のメモリアルとして、
  最初で最後の公式ドキュメンタリー映画が誕生
  今なお人々の心に生き続ける男の軌跡。

  ★DVD発売中 ★ORICON TOP
  第22回 東京国際映画祭 特別招待作品
  Copyright © 2009 SOUL RED Film Partners 


◆御法川修監督が手がけたテレビCM が好評オンエア中
  映画界の豪華スタッフが顔をそろえ、贅沢な仕上がりになっています。
  是非ご覧になってください。
  (2009年3月1日掲載)

 

  スープで食べる、野菜のおいしく新しいカタチ 「ベジさめ」 新発売
  TV-CM 「モノクローム」 篇 Starring 加藤ローサ
  ★コチラを Click ムービーでご覧いただけます。
  Copyright © 2009 Acecook Co.,Ltd. All Rights Reserved.


  第49回 「消費者のためになった広告コンクール」 金賞受賞
  
  For Earth,For Life 〜 株式会社クボタ
  TV-CM 「過去と未来 (eプロジェクト地球小屋)」 篇
  ★コチラを Click ムービーでご覧いただけます。
  Copyright © 2009 Kubota Corporation. All Rights Reserved.


2007年10月13日

ダイナミズム

御法川です。
目下、アート・ドキュメンタリーの撮影を月末に控え、
諸準備に励んでいます。

いろんなことが少しづつ具体的になってくると、
トラブルの種も芽を吹きはじめるので、
的確なリカバリーを打たなければなりません。

自分の中の完璧頑固なイメージの雛形を崩して、
現実的な判断を下さなければならない時、
ぼくはより大胆になることを戒めています。
(・・・まわりにとっては迷惑な話でしょうけどね)

『世界はときどき美しい』 を通過したぼくの中に、
精度は良くないながらもモノサシができてきたとすれば、
それはダイナミズムというモノサシです。
作品にも、日常の感情においても、喜怒哀楽すべてを
のびのびと発揮させたい。
勇気を出してやってみなきゃ手にすることができないものって、
やっぱりあるんですよね。

羊や牛を飼いならすためには、
広い牧場に放してやればいい。
それと同じように、
人の心にも広い場所が必要です。

迷いを狭い場所に押し込めることで
なにかが解決できたと思わないこと。
せっかちに手綱を引き締めないこと。

目の前の困難を乗り越えるためには、
たぶん、
いま思うよりもっと努力する必要があるはずなんです。

自分の内に迷って堂々巡りするよりも、
自分のありようを、今日よりも明日、
明日よりもあさってと、
良くしていくことしかないです。
それが 「あかし」 になっていかなきゃ、
何の価値もないです。

・・・そんな具合で、
なんとか生きてます、ぼく。

◆追伸
今夜、予算の建て直しに苦慮しているプロデューサー殿。
たとえ旅仕度が万全でなくても、
出発しなければいけない時があるはずです。
大丈夫。
きっとうまくいきますから。
posted by seka-toki at 02:28 | 御法川修より

2007年10月04日

すてきなRECOMMEND

御法川です。
気づけば、ずいぶん空が高くなってきました。
空気も澄んで、夕焼けがきれいな季節です。

今年も残すところ、わずか。
ここからは本当にあっという間。
打合せの場で顔を合わせた人たちからも、
年末の話題が切り出されるようになってきました。

ぼくもスケジュールの上では新年を迎えていて、
年内はクリスマスも無し。
忘年会の類もことごとくお断りするよりなく、
「つきあいの悪い奴」 ってな具合で
友人を少なくしていくのでしょう。 (笑)

さて、先日タワーレコードで行われたインストア・イベント。
ゲストに登壇してくれた浅見れいなさんは、
一目見て経験と自信を深めているのがわかって、美しかった。
浅見さんとご一緒した時間は、二年前のわずか数日。
函館の撮影現場でのこと。
あれから長い時間を経ても、ひとたび映画を介せば、
撮影を共にできた喜びが二人の話をつないでくれる。
本当に稀有な映画体験です。
改めて、浅見れいなさん、ありがとう。

イベント当日に顔を見せてくれた漫画家・山崎さやか先生。
週刊モーニングで四年にわたる長期連載を続けた 「はるか17」 が
フィナーレを迎え、只今しばしの休養中。
山崎先生との出会いは、去年のちょうど今ごろ。
東京国際映画祭での上映を観てくれたことが機縁となり、
さまざまな応援を受けるうちに仲良しに。
この出会いも、映画が呼び寄せてくれた幸福のひとつ。

DVDリリースのことも喜んでくれて、
推薦の色紙まで書き下ろしてくれました
只今 「タワーレコード渋谷店」 のDVDフロアにて
10月21日(日)まで飾られています。

山崎先生、ありがとう。
心から。

posted by seka-toki at 21:57 | 御法川修より

2007年09月27日

山崎先生、お疲れさま!

御法川です。
『世界はときどき美しい』 を応援してくれた漫画家山崎さやか先生。
週刊モーニングの連載 「
はるか17」 が今号でフィナーレを迎えました。
四年間にわたる長期連載の完結。
その最終ページ、Special Thanks の中に自分の名前を見つけてビックリ
感謝されるようなことはなにもしていないのだけど、
山崎先生の気持ちを受けとめて、
心から 「お疲れ様」 を言わせていただきます。
新作に期待!!

さて、『世界はときどき美しい』 の近況。
先週はシンガポールで上映されていました。
シンガポール・フィルム・ソサエティ」 に選出され、
今村昌平監督の回顧上映と共に 「日本映画特集」 の一本として上映。
シンガポールの人の目に触れる
日本映画の過去と現在に位置づけられることを光栄に思います。

今週は、ギリシャの 「
アテネ国際映画祭」 へ。
『鉄コン筋クリート』 『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』 と共に
プログラムされているなんて、これまた光栄。

11月にはパリ 「
KINOTAYO映画祭」 での上映を迎えます。

旅は、まだまだ続く気配です。

◆追伸
今夜は、まんまるお月さまがきれいです。
posted by seka-toki at 22:50 | 御法川修より

2007年09月22日

この日

一年365日。
今日という 「この日」 は、
ぼくの目の前にひとつしかない。

でも・・・
人との関わりの中では、
去年の この日 や、
一昨年の この日、
十年前の この日 を思うことができる。
そして、
来年の この日 はどうしているだろうか・・・
と、思い巡らすこともできます。

さりげない一日が基点となって、
過去と未来へ枝わかれする奥ゆき。

今日、9月22日は、
片山瞳の誕生日。
(いくつになったのか忘れちゃったけど・・・)

ぼくがお祝いするのは三回目。

一昨年の この日 は、
『世界はときどき美しい』 が撮了したばかり。
去年の この日 は、
東京国際映画祭でのお披露目が決まったことを喜んだ。
今日 この日、
片山瞳の新たな展開を祝福します。

お誕生日、おめでとう。

心から。
posted by seka-toki at 01:57 | 御法川修より

2007年09月19日

鈴木慶江 「Soave」

御法川です。
トートツですが・・・
『世界はときどき美しい』 のエンディングを歌い上げるのは、
「月に寄せる歌」〜歌劇 「ルサルカ」 より。

映画のラストにアリアを求めた理由は、
五篇のあとに、もうひとつ物語を加えたいと願ったから。

「癒しの映画」 といった風な、
甘いお菓子のような印象に終わるかもしれない映画の最後に、
いっぷくの毒をもりたい。
せつなく、少しだけ残酷でいて・・・情熱的な、
美しい毒。

「癒し」 って、決してマッサージ用語なんかじゃないですよね。
天からふわりと舞い降りてきてヨシヨシ頭を撫でてくれたり、
ましてや肩を揉んでくれたりするのが 「癒し」 じゃない。 (笑)
うすっぺらい、まやかしの優しさなんかで自分のさびしさを埋めず、
強く生きるまなざしを必死に取り戻そうとする、魂の尺度。
それが真実の 「癒し」。

ドヴォルザークの歌劇 「ルサルカ」 の中で、
たいせつなものを失ってでも愛を求める水の精ルサルカ。
その姿に、映画の奥底に秘めた静かで激しい意志を重ねてみたいと
思ったのでした。

その 「月に寄せる歌」 を歌う鈴木慶江さん。
デビュー5周年を迎えた今年、
3年ぶりのニュー・アルバムを発表
本日発売となりました。


「Soave」鈴木慶江
  鈴木慶江 New Album
  「Soave (ソアーヴェ)」
  ¥2,800 (Tax-in)
  EMI ミュージック・ジャパン
  2007年09月19日 発売




鈴木慶江さんと出会えたことで映画は完成し、
その歌声が映画全体にすてきなリボンを結んでくれました。
五篇の主人公のささやかな生を広い広い世界へ解き放ってもくれた。

じつは、ぼくと慶江さんは同い年。
(品格は比べようもないけれど・・・)
慶江さんって、不思議で年齢不肖なお方なのです。
エレガントな女性とチャーミングな女の子を行ったり来たり。 (笑)

そんな彼女の歌声は、
まだ沁みる傷の痛みと向き合う決意に貫かれている。
だからこそ、聴く者にやさしさを与えてくれるんだろうな。

慶江さんと一緒に東京国際映画祭のレッドカーペットを
手をつないで歩けたことは、
幸福な記憶として残っています。
posted by seka-toki at 20:40 | 御法川修より

2007年09月18日

水戸短編映像祭

片山瞳さま

御法川です。
沖縄 「桜坂劇場」 の上映が終了しました。
最終日は、台風11号の接近で映画館が急きょ閉館
大きな被害はなかったようで安心したけれど、
映画上映の幕切れは、なんだか尻切れトンボ。 (笑)
・・・ともあれ、
約500人の観客と映画をつないでくれた 「桜坂劇場」 に感謝を!!

一昨日は、「水戸短編映像祭」 に招かれての特別上映。
会場は水戸芸術館ということで、ちょっと光栄。
春から続いた全国巡回上映が沖縄でひと息ついたところだったし、
今回の水戸行きはサプライズというか、
ご褒美をもらえたような気分でした。
いつものように集客の具合に気をわずらわせることもなく、
リラックスした気分で出かけたのですが、
行ってみれば200名にのぼる観客の方々に恵まれてビックリ

映像祭の運営に携わるスタッフの方々は、
みんな 「渋谷ユーロスペース」 での上映を観てくれていて、
『世界はときどき美しい』 をたいせつに想ってくれている人たちばかり。
観てくれていたんだ・・・と、しみじみうれしかった。
映画を観てくれた人たちの手で、新たな観客との出会いが築かれていく。
すてきなことです。

その日、ぼくは追われる用事がなかったので、
舞台挨拶を終えた後すぐには帰らずに、館内をウロウロ。
休日を憩う人たちのようすを眺めながら、
芝生広場で1時間ぐらい煙草を吸ってくつろいできました。

空がずいぶんと高くなってきた。
まだ暑いけれど、秋なんだね。

◆追伸
片山瞳殿。
あんまり長くこのブログに引き止めてしまうと、
次の作品に差しさわりがあるでしょう。
ラストメッセージを期待するぞ!!
宛先は、ぼくではなく、
このブログを読んでくれている人たちへ。
いろんなことに気を使わず、瞳節全開のやつを読ませてください。
お互い 『世界はときどき美しい』 を乗り越えて、
その先の未来へつながる希望を示してよ。
posted by seka-toki at 11:20 | 御法川修より

2007年09月07日

ジャッキーのステーキ

御法川です。
先週、沖縄 「桜坂劇場」 の公開初日に立ち会ってきました。
「いま日本で一番元気のあるミニシアター」 と噂されるだけのことはある、
映画館が 「祝祭の場」 であることを思い起こさせるワクワクがありました。

 劇場は3スクリーン。
 エントランスにはチケット売場と併設された
 カフェとセレクトBookショップ。
 館内にはワークショップのためのスペース
 まであって、映画のお客さんばかりでない
 人の出入りが朝から絶えない。
 風が気持ちよく循環している感じ。

『世界はときどき美しい』 の上映プリントも、
全国を巡ってきた傷がそろそろ目立ちはじめているけど、
こんな劇場のスクリーンに像を結べるなら気分もいいだろうな・・・
なんて思うほど、ぼくもうれしかった。

劇場オーナーは、「ナビィの恋」 「ホテル・ハイビスカス」 の中江裕司監督。
かれこれ15年前・・・、
ぼくは中江さんの助監督として、那覇に4ヶ月滞在していたことがあります。
石垣島から波照間島、さらには台湾まで続く長い撮影の旅をご一緒した間柄。
劇場支配人の真喜屋力さんとも、その当時 「同じ窯の飯を食べた」 という
古いたとえを実感できるぐらい深い縁を結ばせていただいた方。
今も変わらない信頼と尊敬があります。
そんなお二人と、長い時間を経て、再び 「映画」 を介して再会できたことを
心のそこから嬉しく思いました。

・・・当時、連日山盛りの撮影準備に明け暮れて、
明日のことを思えばお酒なんて呑む体力はマッタクなく、
加えて身に沁みる金銭的余裕はさらになく、
深夜クタクタでとりあえずなにか腹に入れて寝ようという時に、
真喜屋さんと共に出かけたのが沖縄の老舗ステーキハウス 「ジャッキー」。
当然ながらステーキには手が出せず、注文するのは 「Cランチ」 ばっかり。
(・・・昼に行ったことはないけど、なぜか深夜でもランチ? だったな)
薄めのチキンカツとハンバーグにライスとサラダがワンプレートになっていて
スープ付き。このボリュームで当時400円。

さて、月日は流れ、この度の沖縄。
真喜屋さんから監督デビューのお祝い として・・・
メニューの一番上に品書きされた上等なステーキをご馳走になりました。
ジャーン!!
 ごちそーさまでした。
 真喜屋さん、ありがとう。 心から。
 心やさしい先輩。・・・とはいえ、ギブ&テイク
 をモットーとしたハードボイルドな関係ゆえ、
 ぼくの沖縄滞在3日間は取材で目白押し。
 宣伝に励め との指令。

新聞2紙、タウン誌などのインタビューが3本、ラジオ番組の出演が6本と、
スター監督なみのスケジュールを強いられて息つくヒマも無し。
でも、これだけの取材を組めるのは、劇場に勢いのある証し。
(劇場スタッフの岡憲志さん、下地久美子さん、どうもありがとう)
ぼくも喚起されて、まっすぐ全力で取り組みました。

いい風に乗ると出会いにも恵まれ、個人的な収穫もたくさん。
沖縄情報WEBマガジン 「ryuQ」 のインタビュアーとして現れたのは、
ぼくの古い友人である高橋百合香さん。
こんな風に再会するなんて驚きだけど、決して偶然ではない。
とてもすてきな記事を書いてくれています。 ありがとう。
編集の桑村ヒロシさんとも、それぞれ別の場所で、
それぞれの取り組みを交換させていただきたいです。
ゆっくりと。

・・・個人的な話が長くなってしまいました。

 沖縄の初日は、松田美由紀さんがいらして
 くれたおかげで満員御礼。
 トークショーには中江裕司監督も飛び入り。
 美由紀さんは一日だけの滞在だったので
 慌しかったでしょうが、さすがの存在感で
 真摯な想いを観客の皆さんへ伝えてくれました。

その美由紀さんが、『世界はときどき美しい』 のDVDリリースを機に、
メッセージを寄せてくれています。
ぼく、読んで、涙が出そうだった。
片山瞳嬢 (Thank you) のインタビューと併せて是非ご一読を!!


 ◎ 松田美由紀さん メッセージ

   photo by eye

 ◎ 片山瞳さん インタビュー
   interview by 飯塚克味
   photo by あさみ あやこ

posted by seka-toki at 14:24 | 御法川修より

2007年08月25日

心の5枚

片山瞳さま

御法川です。
本日ついに 『世界はときどき美しい』 のDVDが発売。
レンタルも同時スタート。
まだいろいろ後処理が片付いていないし、
プロモーションも来月まで続くので、
今日のところは宣伝を控えます。
静かに祈るだけ。
多くの人の手に渡ってほしい。

・・・などと書いていたら、山崎さやか先生 (「はるか17」) から
メールが届いた!!


  From:Sayaka Yamazaki
  吉祥寺のTSUTAYAです。
  日付が変わったばかりなのに、
  8本全部貸し出し中だよ。
  感動。


・・・だって!!
さやかさん、気にかけてくれてありがとう。
うれしい。

一本の映画を、個人が所有できるという点で、
DVDは愛すべきメディアです。
価格もずいぶん手ごろになってきた。
・・・とはいえ、実際に買うとなると、
「この一枚」 という強い思い入れのある作品でないと、
ぼくのフトコロ具合ではそうそう手をつけられない。
だから、ぼくが購入したDVDは、自分のだいじな作品だけ。
その映画と出会った時に、どんな気持ちで過ごしていたか、
なにを考えていたか、観返す度によみがえってくる。
そんな記憶装置となってくれるのが、ぼくのDVDコレクション。
『世界はときどき美しい』 を支えた、心の5枚を紹介します。
・・・個人的な思い出の方は内緒ね。



 エレファントソング (1994)

 ◎監督利重 剛
 ◎出演松田美由紀 / 寺島 進

 助監督として携わった中でも特に思い出深い映画。
 ・・・あのころ、ぼくはまだ21歳。
 4年前にDVD化された時に、ほぼ10年ぶりに観て不覚にも泣きました。
 『世界はときどき美しい』 を撮影していた自分と、
 この映画を撮った時の利重監督が同じ年齢。
 馬の骨カントクのぼくも、当時の利重監督の心と身体のバランスが
 少しは想像できる。
 自分の現場に立ちながら、ふいに利重監督の佇まいや言葉が
 よぎったものです。
 松田美由紀さん、寺島進さんとの出会いは、ぼくの大切な財産。


 友よ、静かに瞑れ (1985)

 ◎監督崔 洋一
 ◎出演藤 竜也 / 原田芳雄 / 倍賞美津子

 崔監督が手がけた角川映画。
 当時、薬師丸ひろ子・原田知世に続く角川三人娘のひとりだった
 渡辺典子・主演作と二本立でした。
 伊豆の田舎に生まれたぼくが思春期に観ることのできた映画は、
 どれも全国公開のメジャー作品。
 東京のミニシアターは遠かった。
 決して高級な映画体験では無かったかもしれないけど、
 この作品のように職人仕事に込められた映画作家の熱い魂をかいま見て、
 興奮したものです。


 ア・ホーマンス (1986)

 ◎監督松田優作
 ◎出演松田優作 / 石橋 凌

 松田優作が残した唯一の監督作。
 こんな異形の映画が東映の全国チェーンで封切られていたことの驚き。
 作品に見合ったマーケットが用意されていなかった状況の中で、
 こんな映画を送り出し得た当時の映画人の強靭さに感服。
 公開時にキネマ旬報に掲載された山根貞男さんによる
 優作氏のロングインタビューは、いまも繰り返し反芻している心のバイブル。


 インディアン・ランナー (1991)

 ◎監督ショーン・ペン
 ◎出演デビッド・モース / ヴィゴ・モーテンセン

 俳優ショーン・ペンの監督デビュー作。
 心の中に巣くう消せない悪魔についての辛らつな映画。
 感動に打ち震えて席を立てないってことが本当にあるんだ と初体験。
 以後、半年にいっぺんはビデオで見返している。
 心が励まされたい時は、この映画の辛らつさが逆にキクんだよね。
 本物の不良は、いつも静けさの中にいる。


 ラスト・ワルツ (1978)

 ◎監督マーティン・スコセッシ
 ◎出演ザ・バンド / ボブ・ディラン

 ザ・バンドの解散コンサートを記録したドキュメンタリー。
 初見は上京したての年に、吉祥寺バウスシアターにて。
 監督のスコセッシによって完璧に振りつけられていたというカメラが、
 劇中で一瞬とまどうところがある。
 キャメラマンが歌の切れ目を間違ったのだと思うけど、
 そのショットを作品に残した監督を、ぼくは心の底から信用する。
 フレームがどうであれ、カメラが映し取っているものへの
 尊敬と愛情がそこにあった。

◆追伸
「好きな映画は?」 なんて質問に答えると、
たいがい 「ふ〜ん」 って感じで、
相手の期待に応えられていないみたいだけど・・・。
どうだったかな?
posted by seka-toki at 02:03 | 御法川修より

2007年08月22日

フラジャイルな音色

片山瞳さま

御法川です。
いま外から戻ってきて、暑さにグッタリ。
ぼくが初秋のころを恋しく思うのは、
この暑さから開放されることを期待するだけではなくて、
心待ちにしているコンサートがあるから。

『世界はときどき美しい』 DVD特典映像の中に収録されている一篇に、
楽曲を提供してくれた生駒祐子さん。
彼女のソロ・アルバム 「esquisse (エスキース)」。
ぼくの仕事場ではエンドレスで流れています。

手廻しオルゴールやトイピアノ、リコーダー、ヴォイスが織りなす音世界は、
だいじに扱わなければすぐにコワレてしまいそうな、
もろく、はかない手触りだけど、
演奏する彼女の意識は断崖の先端にいても凛としている。
吹きさらしの道に、ひとり立っているような強さと厳しさがあります。

ただやさしいだけの音楽じゃない。
フラジャイル、“取り扱い注意” な音楽です。

日常とくに意味もないさりげない表情や、しぐさ、短い言葉のきれはしが、
なぜか記憶の中に生き続けていて、
ふとしたきっかけで心の奥から呼び覚まされ、
別なイメージと響きあうような・・・
聴きながら、そんな気分に心をかきむしられるはず。
感じ入りすぎると危険かもよ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
esquisse, esquisse “エスキース・エスキース”
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  esquisse quartet
  生駒祐子
  二階堂和美
  トウヤマタケオ
  清水恒輔
 
【日 時】 09月17日(月・祝)
      @ 4:00pm 開場 / 4:30pm 開演
      A 7:00pm 開場 / 7:30pm 開演
      全2回公演、入替制
【会 場】 原美術館 ザ・ホール
【料 金】 一般¥3,500-
      原美術館メンバー及び同伴者1名まで¥3,000-
      ※要予約
      ※「原美術館コレクション展」 観覧料込 (公演当日のみ有効)
      ※未就学児童のご入場はご遠慮下さい

【お問合せ】 原美術館 (TEL 03-3445-0669)

◎主催:原美術館
◎企画制作:TRAUMARIS & wind bell c/o colour field inc.
posted by seka-toki at 15:10 | 御法川修より

2007年08月16日

ピュアなDVD

片山瞳さま。

御法川です。
夏まっさかり!!
お盆で街はいくらか静かだけど、ぼくの回りは普段と変わらず稼動中。
外に出れば遠近感が狂うほど暑いし、ひと息入れたいところ。
でも、休ませてくれないんだよね。

夏になると、伊豆・下田生まれのぼくは、海と積乱雲が見たくなる。
むしょうに。
子供のころ、麦藁帽子と海水パンツで岩場にすわり、
青い空に湧き立つ積乱雲を眺めながらドキドキしたものです。
上昇気流にのってモクモク盛り上がる雲の層に、
「世界」 の謎めいた奥ゆきを感じて、
心をかきむしられるような感覚がありました。
自然児の記憶が、今でもいろんなことを呼び覚ましてくれます。

・・・さて。
『世界はときどき美しい』 DVD版の商品サンプルが手もとに届きました。
いろんなことを後回しにして、丸二ヶ月がかりで取り組んだDVD化の作業。
これでぼくの役目も一区切り、つきました。
そもそも映画が企画されてから、どれだけの時間を費やしてきたか・・・。
ずっしり時間の重みはあるけれど、ポカンと穴が空いた気分です。
映画が完全に、ぼくの手を離れてしまった。
ほっとしたけれど、達成感も満足感もない。
とはいえ、やれる限りを尽くした。
これは本当。

本篇の監督が、ここまでDVD化の作業に携わった前例は、ないと思うよ。
他と比較して自慢するほどのことじゃないけどね。
ただぼくは、やるべきことをやっただけ。
『世界はときどき美しい』 という映画へ、ぼくができる最後のご奉公。

このDVDを、ひとりでも多くの人が手に取ってくれることを願っています。
心から。

◎このブログをお読みの皆さまへ
━━━━━━━━━━━━━━━━━
DVDは8月25日(土)発売です。
レンタルも同時スタート。

◎世界はときどき美しい 〜 Pure Edition
  豪華2枚組み ¥3,990- (税込)
  2007年8月25日(土) DVD Release


セル版は2枚組みの 「ピュア・エディション」 のみのリリースです。
よくある、通常版と特別版の2種類を出すようなシャラクサイことを、
我らはいたしません!!
姑息な商売っけナシ。
最初から本気印100%の2枚組み、特別版のみ。
それでいて税込価格が¥4,000を切る設定というのは、
ビデオメーカーのユーザーに対する誠意の証。
(うちのプロデューサーは太っ腹なもので)
いろんな意味でピュアであることを目指したDVDなのです。(笑)
是非、皆さんの暮らしのそばに置いてください。


  4:3 スタンダード・サイズ │ Dolby DIGITAL │ 片面1層DISC
  2枚組 │ 本篇70分+特典60分  販売元GPミュージアムソフト


封入特典 …………………………………………………………
◎特製ポエムカード

特典映像 …………………………………………………………
◎インタビュークリップ
  松田龍平 市川実日子 片山 瞳 浅見れいな
  松田美由紀 柄本 明 鈴木慶江

◎東京国際映画祭での舞台挨拶 & レッドカーペットアライバル
  松田龍平 市川実日子 片山 瞳 浅見れいな
  瀬川 亮 松田美由紀 鈴木慶江
  西 健二郎 御法川 修 & Special Guest

◎完成披露試写会での舞台挨拶
  松田龍平 市川実日子 片山 瞳 浅見れいな
  松田美由紀 柄本 明

◎バルセロナ・アジア映画祭のビデオノート
  バルセロナTVで放映された監督インタビュー

◎メモワール 「ひとつの映画が創られるということ」
  写真家・大橋 愛が撮影現場で撮り下ろしたスチールをもとに
  構成したイメージクリップ
  音楽は、生駒祐子のアルバム 「esquisse」 をフィーチャー

◎劇場予告篇
  監督自ら編集した劇場予告篇
  タイトル・グラフィックは、宣伝ヴィジュアルを手がけた奥村香奈

◎特典ディスクには、2つの Hidden Features (隠しメニュー) があります

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posted by seka-toki at 11:17 | 御法川修より
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